公開日 2019年12月1日 最終更新日 2020年7月11日
「OOTP」プレイ日記を進めるにあたり、メジャーリーグ(MLB)特有のルールや制度を知る機会が増えてきました。
以前紹介した「ワールドシリーズ」についても、なんとなくでしか知らなったことなので、「そんなに試合するのか!」と驚かされました、、。
そして新たに、「ロースター」という制度がメジャーリーグにはあるそうなので、
調べてみました!
「ロースター」とは?
そもそもの話、日本のプロ野球チーム(NPB)で1軍出場資格がある人数はご存じでしょうか?
答えは29人。
正確にはベンチ入りが25人。
う~ん、なんかややこしいですね、、。
29人というのは「出場選手登録」という名目になるのですが、
つまり、ベンチ入り25人を、登録している29人の中で入れ替えながらやりくりするということですね。
これによって何ができるかというと、各球団だいたい5~6人で先発ピッチャーを回していますが、基本的には登板しない先発ピッチャーは試合に出ません。
例えば登板がないであろう4人をベンチから「一時的に」外して、代わりにリリーフを増やしたり、守備要因の野手を増やすことができるんです。
2018年末までは登録が28人だったのですが、今季(2019年)より29人に。
交代要員を積極的に代打やリリーフで出場させることで、選手の成長につながるし、調子が悪ければどんどん代える、という積極的な采配が可能になりました。
では、メジャーリーグの場合はどうか。
メジャーリーグでは、「26人枠」と「40人枠」という制度があります。
またまたややこしい、、。
ちなみにメジャーでも2019年に制度が多少変更しており、25人→26人枠になりました。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
「26人枠」
この26人が、実際にMLBに出場できる選手のことです。日本でいうベンチ入り選手ですね。
レギュラーシーズン開幕から8月31日までの公式戦や、ポストシーズンはこの26人が
「アクティブ・ロースター」と呼ばれ、厳しい日程を戦い抜きます。
「40人枠」
MLBが直接支配下に置く選手のことで、「拡大ロースター」とも呼ばれます。
この40人には前述の26人も含まれるので、正確には「26+14人枠」となります。
日本のプロ野球でいう、「登録はしているがベンチ外の選手」のことですね。
つまり、ベンチの26人の誰かが怪我や不調で出場させられないと判断した時は、この14人枠から昇格者を選ぶということです。
ちなみに「40人枠」に入っている選手を「メジャーリーガー」と呼び、ここから外れるとマイナーリーグへ。
ベンチ外の14人もマイナーリーグに出場しながら、昇格の機会を待ちます。
さらにややこしいのが、「セプテンバー・コールアップ」という制度です。
時期によって人数が変動!?
「セプテンバー・コールアップ」というのは、戦いがより熾烈になっていく9月1日以降、
「アクティブ・ロースター」が26人から28人に拡大されるのです。
もちろんここでも、40人枠に入っていなければ昇格はありません。
ここからわかるように、メジャーリーグに出ている選手は一流中の一流。
生半可な努力ではたどり着けない「神」の領域ということなんですね、、!
ということで、
「チームの公式戦に出場できる選手枠」のことを、
メジャーリーグでは「ロースター」と呼ぶんです。
オーナーやコーチは、選手をどうやりくりしながらを考えながら、
40人枠を上手に使っていく必要がありますね!
次回の「OOTP」では、そのあたりを見ていきたいと思いますので、お楽しみに!
ではまた!